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西本町の176号線沿いにある平田書籍店に行ってきた / 池田の町の移りかわりを見てきたであろう店舗はとっても雰囲気があった

こんにちは、純子@いけほです。今日は私がずっと行ってみたいと思っていた古本屋さんへお邪魔することになりました。このお店の歴史はとても長いので、「ああ、あのお店!」とごぞんじの読者の方も多いかも知れませんね。

地図ではこちら。呉服橋の池田側のたもと近くです。

目指すお店は、西本町交差点にある大きな看板が印象的な美容室のななめ向かいにあります。

こちらが今日うかがう平田書籍店さん。創業は昭和17年!この場所で池田の町の移りかわりを見てきたのだと思うと、ほーっとため息が出てきます。

昔ながらのフォントがなんともたまらない。

それでは、おじゃまします….この扉、とても重みがあります。動かすとゴトゴトっと音がします。

内側のかぎ。味がありますね。

お店に一歩入ると、本の山・山・山!圧倒されてしまいました。

店舗と住居スペースがつながっていて、お声がけすると店主の平田明子さんが出てきて下さいました。
純子@いけほ、まず自己紹介をして、いけだ報道のホームページをごらん頂いて「このような感じで平田書籍店さんをご紹介させていただきたいのですが….」とお話したところ、「こんなにかっこよう出してもらえるんやったら、ええですよ」と取材の許可をいただきました。急にうかがいましたのに、ありがとうございます!

平田さんにお話をうかがいました。

「この店は姉と母が始めて、父があとから仕事を辞めて加わりました。そのあとを私がついだんです。本が好きでね、細々とやっているかんじです。」

「戦時中にはお客さんに阪大の学生さんがいて、学徒動員でダイハツで仕事をしていたんです。夕方5時に仕事が終わるとうちへ来てくれて。父がいないと「おっちゃん今日はどこ行ってるん?」と聞いてきて、雲雀丘花屋敷へ行ってると言うと、「ほんなら(帰ってくるのを)待ってるわ」って。雲雀丘花屋敷には宝塚歌劇の仕事をしてはる人が多く住んではって、そこで仕入れる古本が学生さんに人気やったんです。」

「父が仕入れから帰ると、本がいっぱい入ったふろしきをどさっとおろしてね。それに学生さんがおしあいへしあい…。ここ(店舗と住居部分にある段差)へ座って、よう本を読んではった。」

その光景が目に浮かびます。戦時中という先の見えない不安でいっぱいであったろう時期、本はその学生さんたちにとってどのような存在だったのでしょう。

実用書も取り扱っている。

「この店を始めたのが9月やったんでね、来年の(同じ)9月あたりに店を閉めようかなと思っているんです。ただ、こんなにいっぱいの本、残されたらあとの人が困るやろうから市や図書館に寄付をしようかなとも考えています。」

そうなんですね….平田さんとご家族、またたくさんのお客さんの思い出のつまったお店がまもなく終わりをむかえるとのこと。けれども、本を通じて得た豊かな時間は確かにそこにあったのだと思います。

平田さんのお母様とお姉さまが、大工さんに注文して作ってもらった本棚

本屋さんって、目当ての本のとなりにも必ず本があって、ついそれも手に取ってしまうんですよね。こちらには以前に読んだなつかしい本、読みたかったけど読みそびれている本、いつもなら手にしないであろう本、そんな本がこちらにはたくさんあります。

平田さん、貴重なお話をありがとうございました。どうぞこれからもお元気でお過ごしください。

店名       平田書籍店
住所       池田市西本町1-8
電話番号     (072)751-4890
営業時間     だいたい10:00〜19:00  月・水・金は夕方からのみ営業 
         *お出かけの際にはいちどお店にご確認下さい。
定休日   不定休

この記事の執筆者

純子@いけほ

池田大好き!けれどもまたまだ池田ビギナーの純子です。
読者の皆さん、いっしょに、たくさんな「おいしい!」「あれ、ずっと気になっててん!」「行ってみたい!」を探しに行きましょう、よろしくお願いいたします!

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