こんにちは、きんぎょ@いけほです。
皆さんは、猪名川を知っていますよね?
五月山と並んで、池田の豊かな自然を育んでくれている河川です。
では、そこにレンジャーがいるのをご存知でしょうか?
その名も「猪名川河川レンジャー」
地域の有志の方々が、猪名川河川事務所や行政の協力を得て、川づくりの活動をしています。
水生生物の観察会や、流域の学校への出前講座、展示、講演会など、その活動は幅広くさまざま!!
定期的に猪名川の清掃活動をされていると聞いたので、今回は12月の清掃に同行させていただきました。
この日はなんと、今年一番の寒波がやってきた土曜日。
朝、池田にも雪がちらつく中、阪急池田駅で集合して猪名川に向かいました。
ご案内くださったのは、猪名川河川レンジャーの大東輝彦(おおひがしてるひこ)さんです。
小学生のお子さんも一緒に来てくれました。
自転車を押しながらゴミ拾いをしていくので、ヘルメットもつけて準備万端です!
この日のコースは阪急池田駅の高架下から呉服橋〜中橋〜絹延橋を通り、古江浄水場までです。
2kmほどの道のりですが、素人の私からすると、とても長いような気がします〜!
最後までついて行けるかな、、、ちょっとした不安を感じつつも、10時過ぎスタートです。
さっそく、道路脇の溝にアイスのふたが捨てられていました。
目に止まるゴミを拾いながら、どんどん進みます。
中でも圧倒的に数の多いゴミがありました。
何だかわかりますか??
それは、タバコのフィルターです。
スタートから200メートルほどの地点で、すでに、
小さいビニール1袋分!!! タバコだらけです。
一つ目の橋、呉服橋を通ります。
ゴミが多い場所には、このような看板の設置もお願いするそうです。
看板があるところは、確かに状態が改善されていました。
続いて中橋です。
傾向として、橋や川に降りる階段など、人通りのあるところにゴミが多いようでした。
ちょっと悲しい事実ですね。
こんな風になってしまいます。
いずれは川に流れ出て、河川の汚染につながってしまうため、丁寧に拾っていきます。
ゴミ拾いの時には衛生上、手袋をして、トングを使ってするんですね。
タバコのフィルターは小さくトングで挟みにくいのですが、頑張って拾います。
協力しながら歩みを進めていくと、
さっきまではとても遠くにあったビッグハープが真上に来ていました。
2kmの道のりも案外いけるかも!?と希望がもてます!
また、道中では水面の鳥たちが見られたり、
(こちらは白サギの群れでしょうか。)
どんぐりやきれいな葉っぱを見つけたりできました。
子供たちは特に、このような宝物を見つけるのが上手だな〜と感じました。
さあ、いよいよ絹延橋まできましたよ。
古江浄水場までもうすぐです。
大東河川レンジャーは、子育てが始まってから、お子さんとよく猪名川に遊びに来ていたのだそうです。
そんな中、フリーペーパーに載っていた猪名川河川レンジャーの特集記事を人から教えてもらい、
活動に参加するきっかけになったとお話ししてくださりました。
こんなに寒い中でも、話をしながら親子で一生懸命にゴミを拾う姿から、
猪名川がとても好きなこと、この活動に熱意を持って取り組まれていることが
強く伝わってきました! 熱い! 熱いです!
そして、この日のゴール地点、古江浄水場が川の向こうに見えてきました。
現在はコロナ対応で停止中のようですが、
浄水場は見学もできるようですので、気になる方は調べてみてくださいね。
それでは拾ったゴミを確認します。
途中、大物もありまして、大きなゴミ袋にいっぱい。
さらに小さなゴミ袋2袋分を拾いました。
数としてはタバコのフィルターが多くありますが、他にも本当にさまざまなゴミがありました。
これでもまだいつもよりはきれいで、ゴミの少ない方なのだそうです。
帰り道、ふりかえった猪名川とビッグハープは、空が広がりとても清々しく見えました。
川をきれいにすることに少しでも貢献できたからでしょうか。
とても貴重な体験になりました!
このような川づくりの体験ができるチャンスがあります。
2022年2月19日(土)「猪名川クリーン作戦」です!!!
猪名川河川レンジャーの皆さんや地域住民、地域企業などが協力して行う猪名川の清掃活動で、
コロナ禍の中止を経て、来年は復活する予定だそうです。
興味のある方は、参加してみてくださいねー!
午前9時30分、こちらの猪名川運動公園管理事務所の前あたりに集合だそうですよ。
取材にご協力いただきました大東河川レンジャーご家族、猪名川河川事務所の方々、ありがとうございました!