ストア

自分にぴったり、快眠できる枕を作ってくれるというふとん屋さんがあるらしい/オーダーして完成したマイ枕の生まれて初めてのフィット感に驚いた。敬老の日のギフトにもいいかもしれない。

 YOKO@いけほ です。 今日も口角上げていきますよ!

 オーダー枕…ありそうでなかなか無いのでは? というか、「ふとん屋さん」(寝装店)の存在がもはやレアな池田市であります。

 行ってみましょう。枕を作ってもらいましょう。

 阪急石橋阪大前駅の西口改札を出て左側へ。

 そのまままっすぐ。 アーケードが途切れてもまっすぐどうぞ。

「快眠本舗 ヤマグチ」 快眠…いい響きですね。焼き肉の牛若丸さんのお向かいです。


「オーダーまくら」のノボリの存在感!

 三代目店主であり、1級寝具製作技術士であり、快眠マイスターでもある山口竜司さんです。「僕、枕だけじゃなくて布団も作れます」。すごい特技です(あ、仕事ですね)。

 まずはカルテ作りからです。寝付く時の姿勢、仰向けで寝付くか、横向きか、左か右か、睡眠時間、現在使用中の枕のこと、そして寝装具(マットレスや敷布団)のことや、各々の使用年数まで細くチェックします。

 カルテをチェックしながら、寝る時の姿勢と健康と寝具の大切さも教えてくれる山口さん。私、寝る時は仰向けに寝転ぶものの何となくムズムズして横を向いてしまうんですよねー。そして朝になると枕はどっか行ってる。ひどい時は起きたら肩がコッている。

「横向きで寝ると血管や筋肉、神経を圧迫するので身体には良くないですね。寝具が合っていないのも横向き寝の原因の一つかと。睡眠中に仰向けの時間を長く取るためにも枕は大事です」

 はい! 私も寝るのは大好き、いえ、大事と思っているので今日は楽しみに参りました。

 オーダー枕は3種類あり、右上はワイドサイズ、長さが70センチ。右下は63センチのレギュラーサイズ。縦はいずれも43センチ。ちょっ質感の違う左側、こちらはなんとプレミアム! 「ゴア メンブレン」という水分や汚れを通さず空気や水蒸気は通すという特殊生地を使っているとのこと。 スキーウェアみたいですね。

 こちらのプレミアムタイプは枕の中を10箇所の仕切り(部屋)に分けて一人ひとり頭部や頸椎の形状に合わせた調整ができるようにしているそうです。レギュラーサイズの枕でも6箇所の仕切りがあります。

 どうやって、一人ひとりの体型に合わせた調節をするのかと言いますと、、、。

 これです! 身長測るヤツとちゃいますよ。

 立ったままで身体のラインを、頭から足元までの凹凸を計測するものです。

この位置に立ちます。

寝る時に使うのに立ったまま測るの!?  そうなんです。快適な睡眠のためには立った状態で、耳、肩、腰が一直線につながるような姿勢が良いそうです。

まずはこのような体勢で。右腕の横を機械がウィーンとなぞっていきます。思わず息を止めてしまいました。

 向きを変えて、今度は後頭部から頸椎、背中にかけてウィーン。

 次、こちらに横たわって体圧を測ります。なるべく人体図に合うように仰向けになります。

 これが測っていただいた私の体圧です。赤くなるほどその部分に圧がかかっているという…。

 こちらが先程のウィーン、で測ったライン。これと先程の体圧の測定結果を総合して自分に合う枕を調整していきます。

 私の体型は、この6タイプの中の「背出タイプ」。山口さん曰く、「カーブが強いというの仰向けで寝にくい体型の一つですが、良い悪いということではありません。寝具を調整することで自然に仰向けで眠れるようになります」

 では、中材(枕の中身)を決めます。「柔らかめ」、「やや柔らかめ」、「ふつう」、「やや硬め」、「硬め」の5種類から、私は「やや柔らかめ」で。昔ながらの蕎麦がらタイプがお好みであれば「硬め」が良いようです。もうこれは「好み」で決めてよいそうです。

 ちなみに「柔らかめ」の中材はフワッフワの粒わたです。

 先程の計測データに基づいて、微妙な調整をしながら中材を入れていく快眠マイスターの山口さんです。なんと5ミリ単位で厚みを調整するのだとか。それでも中材は使っていくうちに、へたっていくこともあるので、なんと10年間、無料で中材の調節をしてくれるそうです! 体重や加齢による体型の変化はあるので長く使ってもらうためには調整は必要不可欠なことだと。

できあがったので早速!

すごいフィット感! 

正直、驚きました。肩から頭をみっちり優しく包む安定感、とでも言いますか、特に首周りを楽に支えてくれるので、仰向けでいることが気持ち良いのです。

「仰向けに寝て、顎を引くこともなく目線がまっすぐ上を向いていますよね。とてもきれいな姿勢です」と、山口さん。

確かに、いつもならすぐ横向きになりたくなるのですが、ずっとこのままの姿勢でいられそうな気がします。

横向きになっても負担がかからないよう、調整されているので頭から腰まで一直線です。すごい!

 もう、早く持って帰って寝たい! という衝動にかられている私でしたが、浮かれた私に釘を刺す…ではなく、大切なアドバイスがありました。

 「この枕はここ(お店)のマットレスに寝て頂いて調整しているので、おウチのマットレスと硬さや沈み具合も違うと思います。ですので、自分のふとんに寝てこの枕を使っても、今のようなジャストフィット感はないかもしれません」

えええーー! …じゃ、マットレスも買えってことですかっ? 予算かなりオーバーします…

「いえいえ!(笑) だからおウチのふとんで使って違和感があったら、また持って来てください。枕の方を調節しますから」

 山口さん、ほんといい方です。

 新しい枕になって1週間、朝起きてもちゃんと頭の下に枕があります(^^) こんなことすんごい久しぶりです。

 

 

お店情報
店名      快眠本舗 ヤマグチ
住所      池田市石橋1-15-7 (近くに契約駐車場あり。来店前に電話で確認を)
電話      072-761-8097
営業時間    9:00〜19:00
定休日     月曜日
HP http://www.sleep-yamaguchi.com
枕のお値段  プレミアム38,500円、ワイドサイズ28,500円、レギュラー22,000円、全て税込み。
10年間の無料サポート付き。

この記事の執筆者

YOKO@いけほ

「生まれも育ちも池田市。
酒と珈琲を愛して、するのはバレーボール、観るのはアメフト。遠くも近くも旅に出るのが大好きで総合旅行業務取扱管理資格を持つ、時々和漢薬膳師。
世界中から池田に来て楽しんでもらえるツアーをやりたい。虹が出ると興奮するので雨上がりは要注意」

関連記事