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畑2丁目のひときわ目を引くグリーンの邸宅を訪ねてみた/中はレンタルルーム2室と着付け教室ができる部屋、そして和室と18.5畳のパーティールームも借りることができる。8月ごろには工芸茶、中国茶、お抹茶が楽しめる喫茶を開設予定の「寿(ことほぎ)茶寮」といいます。

Yoko @いけほです。 外出しやすい気候になって口角上がりますねー。

少し前から気になっていた石澄川沿いの鮮やかなグリーンの邸宅に、今回ご縁がありお邪魔してきました。

地図だとこちらです。

阪急池田駅、阪急バス4番のりばから乗車して呉羽の里で下車します。

来た道を少し交差点まで戻ります。

交差点まで来たら右(箕面方面)へ曲がります。

そのまままっすぐ進みます。

「薩摩の牛太」あたりの前で左に入ります。

突き当たりを右へ進むと、鮮やかな緑色の邸宅が見えてきます。

こちらは石澄川側から見たところです。

中央線を箕面から池田方面に走っていて見かけた記憶のある方、おられませんか?

石澄川沿いからはぐるーっと周らないと正面には行けません。

正面に戻りまして。。。寿(ことほぎ)茶寮、といいます。

では、お邪魔いたします。

まず、1階にあるセミナー室A、広さは5、5畳です。

こちらはセミナー室 B。6、5畳です。

2階に上がりまして、、、

壁に掛かっている絵に目が留まります。

「天空の扉」という柿原康司画伯の作品だそうです。

パリで開催された「第7回 サロン・ド・アール・ジャポネ 2023」でグランプリを受賞されたこともある作家さんらしいですよ。

こちらは着付けの練習室。大きな姿見があって、抜かりなくレッスンできますね。

こちら、18、5畳のリビングがパーティールームです。広い!

この4、5畳の和室と繋がっています。

お茶の道具一式と簡易立礼棚(りゅうれいだな)も借りることができます。

桜の時期、パーティールームから見える石澄川沿いの景色は圧巻でしょうねー。

ちなみにこちらのカップボードに収納されている食器等も自由にお使いいただけますよ、とのことですが誰もが知っているような有名ブランドの食器ばかり。。。緊張しますw

この日はお邪魔することをお伝えしていたら、とても素敵な工芸茶の仕様でお迎えくださいました。

オーナーの津田京子さん、写真では緊張の面持ちですがフレンドリーでお話も上手、満面の笑みとおもてなしがこのあと炸裂していきます!

本日、試飲させていただく工芸茶2種です。茶葉を乗せている器は茶荷(ちゃか)といいます。

まずは手前の黄山緑牡丹からいただきます。

既に茶器は温めてあります。

お湯の温度も確認しつつ。。。ポットに入れた瞬間はこのような感じです。

茶葉がゆっくりゆっくり牡丹の花のように開いて、下に沈んでいきます。

待っている時間もお茶の楽しみですね。

錫の茶漉しを通してガラスポットに注がれるお茶の音が、とても美しいのですよー。

一煎めをいただきます。

もう1種類、こちらは茉莉仙女という工芸茶です。

お湯を注ぐと、ゆっくり沈みながら花開いていきます。

茶葉の上に広がるキンセンカ、そこから立ち上がるように連なって咲くジャスミンの花が空に上る仙女のイメージ、なんですね。

こちらも丁寧に漉していただいて、

ガラスの茶器に淹れてくださいました。上から見ると花が咲いているようで気分も華やぎます。

工芸茶は花の役割もあるので、テーブルの真ん中に置かれます。

お菓子はどのタイミングいただいても構わないとのことです。

一通りお茶を楽しませていただいた後、「こんなのもあるんですよ」と、津田さんが見せてくださった茶ペット2種。茶ペットの起源は宋の時代 (960 ~ 1279 年) にまで遡るらしく、所有者に幸運と繁栄をもたらすとも言われます。また、お客様に感謝を伝えるためのものでもあるそうです。

乗せている木の台は茶盤で、下にお湯が溜まる仕組みになっています。

右側の如意仏にお湯をかけると、

みるみる色が変わっていきますねー。

こちらにもちょっとした仕掛けが。。。

冷たい水に漬け込んでいたカエルさんたちにも熱湯をかけると。。。

カエルたちが口からピューッと水を噴き出しているのがわかります?

もちろん、カラクリはあるのですが可愛らしくて、なかなか盛り上がります。

元々、津田さんはこちらにお住まいだったそうですが転居をして空き家となったこちらを有効活用できないかな。。。と試行錯誤された結果リフォーム、たくさんのご友人、知人の協力もありレンタルルームのオープンとなったとのこと。人徳ですね。

工芸茶は2煎め、3煎めも美味しくいただけるので、お話とお茶に夢中になっていたら2時間ほどがあっという間に過ぎていました。

ご自身が工芸茶のことをもっと勉強したいけど、なかなか資料となるものが見つからず。。。じゃ、作ってしまおう! ということで、本も出版されることに。多才な津田さんです。

今年の8月ごろには出版予定、同時にこちらで喫茶もオープン、出版記念パーティー企画されるということなので楽しみですね。

オープン予定の喫茶は「花音(かのん)」だそうです。

玄関を入ってすぐ飛び込む絵は、喫茶のお名前そのものだったのですね。

「花音」では工芸茶だけではなく、中国紅茶や花茶、お抹茶も楽しめるカフェになるそうですよ。

「今の世の中は便利で幸せになったけれど、便利なだけでは幸せにはなれない」という津田さんの言葉がとても印象的でした。

手間も時間もかけて中国茶が楽しめる喫茶のオープンは少し先ですが、気になる方はInstagramをチェックしてくださいねー、

名称      寿(ことほぎ)茶寮
住所      池田市畑2丁目3-7-A  
電話       090-8740-3578
レンタルスペースの料金、詳細はホームページを確認してください
https://kotohogi-saryo.com
見学、申し込み等の問い合わせはInstagramのDMにてお願いします
https://www.instagram.com/kotohogi_saryo?igsh=MXJxcmVxMmJtODRybw==

この記事の執筆者

YOKO@いけほ

「生まれも育ちも池田市。
酒と珈琲を愛して、するのはバレーボール、観るのはアメフト。遠くも近くも旅に出るのが大好きで総合旅行業務取扱管理資格を持つ、時々和漢薬膳師。
世界中から池田に来て楽しんでもらえるツアーをやりたい。虹が出ると興奮するので雨上がりは要注意」

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